知られざるオランダの文化

まだ出会ったことのない文化を覗いてみませんか?

歌詞 Treur Niet (Ode Aan Het Leven) - Diggy Dex feat. JW Roy オランダ語(3)

Goedenavond.

こんばんは、カツワです。

いきなりですけど「千の風になって」という歌が以前ヒットしたのを覚えてますか?

「私のお墓の前で 泣かないでください」という歌い出しが有名なあれです

元々アメリカで生まれた詩だそうです 

 

今回紹介するのも

Treur Niet(テレウァ・ニート

つまり「死を嘆かないで」とか「悲しまないで」というタイトルの曲です

副題は Ode Aan Het Leven(オード・アン・ヘット・レーフェン)人生を褒め称える歌という意味

17週連続でオランダのトップ40位にランクインした大ヒット曲です

独断と偏見でチャートにしました

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作曲のきっかけについて、これを歌っているラッパーのDiggy Dex(ディギー・デックス)はこう語っています

「以前、お葬式に出席して自分だったら自身の埋葬のときにどんな曲をかけたいかと考えたんだ。そして、お別れなんだけど前向きなメッセージを込めた歌を流したいと思ったんだ。別れにはある種の美しさがあるよね。僕は人生をめいっぱい楽しんで、その時が来たら去るけど悲しまないでと思って書いたよ。」(YouTubeの説明欄より、超意訳)

彼はラップ部分を歌い、ギターとサビはJW Roy(イェー・ヴェー・ロイ)が担当しています

それでは曲と歌詞の訳をどうぞ!


Diggy Dex ft. JW Roy - Treur Niet (Ode Aan Het Leven)

「悲しまないで」

[サビ]

そして鐘が鳴り、時が来たら

俺は最後に歌う

俺がそこに安らかに横たわるとき

もう一度これを歌ってくれよ

 

[1番]

そう、君は今まで

何て言うか考えたことはあるかい

後であなたを知る人たちの前に

あなたがそこに横たわるとして

どんな言葉を贈るんだい

 

ほら、これが俺の人生への頌歌

そして俺はここでやりたいことを

全てやりきったでしょう

自分のためのものがあって

あなたのために色々して

 

銀はもう見た

金を求めてるんだ俺は

クソ暑いことも

何日も寒いこともあった

 

それでも俺はいつでも

愛に向かっていこうと

愛する人に寄り添おうと

友のために行動しようと

家族のために頑張ろうとした

昼も夜も

 

俺はたくさんのものをもらった

いつも期待してたわけじゃなかった

Yeah

 

そしてそれが俺の哲学

だから一つ頼みがある

俺がいなくなったときは

これに思いを馳せてよ

だってあなたがこれを知る前に

ショーは終わってるから

だからこの曲をかけて

あと一度だけ

俺への一度を

 

[サビ]

そして鐘が鳴り、時が来たら

俺は最後に歌う

俺がそこに安らかに横たわるとき

もう一度これを歌ってくれよ

 

そして鐘が鳴り、時が来たら

素晴らしいパーティを

俺のために開いてよ

終わらない、永遠に続くやつをさ

 

俺がどこかへ旅立っても

そのとき俺のことで悲しまないで

ただ人生に乾杯して

そして俺のことで嘆かないでよ

 

[2番]

俺は愛に生まれ

思慮深く育った

でも自分の道を歩み

音楽を選んだ

 

時には職なし

口座は金なし

時にはそこらじゅうでショーをして

街のヒーローになった

 

それでも俺はいつでも

真実に向かっていこうとした

それはうまくいったり

いかなかったり

 

俺は自分の文章を作って

言葉を口にした

そして東西南北

どこへでも行った

 

そして一文無しになり

財産を築きもした

愛を知って

愛を終わらせもした

 

そして途方もないくらい

彼女もしくは彼に惚れたんだ

 

そして彼女は知っていた

だって俺がしょっちゅう

そう言ったから

Yeah

 

そしてそれが俺の哲学

だから一つ頼みがある

俺がいなくなったときは

これをもう一度言ってよ

だってあなたがこれを知る前に

ショーは終わってるから

だからこの曲をかけて

あと一度だけ

俺への一度を

 

[サビ]

そして鐘が鳴り、時が来たら

俺は最後に歌う

俺がそこに安らかに横たわるとき

これをもう一度歌ってくれよ

 

そして鐘が鳴り、時が来たら

素晴らしいパーティを

俺のために開いてよ

終わらない、永遠に続くやつをさ

 

俺がどこかへ旅立っても

そのとき俺のことで悲しまないで

ただ人生に乾杯して

そして俺のことで嘆かないでよ

(繰り返し)

 

そして鐘が鳴り、時が来たら

俺は最後に歌う

俺がそこに安らかに横たわるとき

もう一度これを歌ってくれよ

Musixmatch - Song Lyrics and Translations

日本語訳もラップ調にしてみたかった苦労の跡がお分りいただけただろうか?

全然できてないけど(笑)

ただ韻を踏むだけじゃなくて「夜・朝」「金・銀」「寒い・暑い」「昼・夜」といった対比が多くて、形式も整ってます

 

ちなみに Diggy はこの曲をリリースした2015年に35歳でした

まだ若いのにこういう発想を得て上手いこと形にできてしまうのはすごいですね

私だったら自分の式でどんな曲をかけるかな〜

今日はこのへんで Tot ziens!